作家コメント

 子どもたちは、母親などの身近な人には昔から「胎内記憶」を語っていたそうです。「どんなことを言うのだろう?」という興味本位から胎内記憶について調べ始めました。
胎内記憶を研究して、今では「人の人生は最初の33カ月でかなり影響を受ける」ということがわかりました。33カ月とは、妊娠期間の9カ月とその後の2年を足した数字です。
 これを諺では数え年で「三つ子の魂百まで」と言います。すなわち、「子育ては妊娠期間中から始まっていた」のです。
本書のテーマの一つは、「自分で考えようよ」ということです。目の前にある現象を調べようと、興味があれば、すぐに調べることができるのです。しかし、胎内記憶は調べればすぐにその存在に気がつくのに、調べもしないで「ない」と言い切る権威の情報を鵜呑みにしてしまう方が多いのです。耳を傾ける必要はありますが、権威のある人やマスコミを信じすぎるのは良くないことです。
 産科医をやっていると、「人智を超えた不思議」を目の当たりにします。赤ちゃんの誕生は、『奇跡』と言っても過言ではありません。本書の内容が少しでも皆様の子育てのお役に立つことができたら、とても嬉しいです。

池川 明

 赤ちゃんが生まれてくる目的をお聞きになったことがありますか?生まれる前の記憶を持った赤ちゃんが存在するのをご存知でしょうか?  ちょっと不思議な、そして心温まる赤ちゃんのお話。『胎内記憶』研究の第一人者である池川明先生の半生を追いかけました。 池川先生は、「マスコミに惑わされることなく、純粋に疑問に思ったことは何でも調べてみると、色々なことがわかってくる」と仰います。  赤ちゃんのエネルギーを感じ、幸せなお産、子育て、そして、人生のヒントにしていただければ幸いです。

美健ガイド社