作家コメント

 ラーメンは昔から大好きで、色んな店でよく食べました。それが、20年程前から食べて30分もすると、トイレに駆け込むようになってしまい、今では、ほとんど食べなくなっていました。

 先日、繁華街から離れた住宅街に、ズラリと並ぶ、人と匂いに誘われ初めて入った店も同じ!。目の前の丼には、山盛りのグルタミン酸ナトリウム、油タップリの汁にギョッとしたものの、食べた結果は、やはり、お腹がゴロゴロと鳴りだす始末で身体が受け付けなくなっているのです。

自宅でダシを取って作るラーメンは面倒だけど、下痢にはなりません。国民食とまで言われるラーメンは、どうしてしまったのでしょうか?

 調べた結果は、昔ながらに作ってる店も有るけど、殆どが簡単便利の『旨味エキス』に頼り、舌を誤摩化す為の香油を使用、言わばインチキ、インスタントとでも言うべき作り方に変わっていたのです。

マンガ家 桜多 吾作